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26世紀青年

タイトルは完全に「20世紀少年」のパロディでB級映画臭がプンプンするぜぇ〜!ってかんじだけど、意外と面白かった。


舞台は現代アメリカ。人間の冷凍保存の被験者に選ばれた主人公のジョージは、コールドスリープするもそのまま長い年月の間忘れ去られて、目が覚めたらそこはなんと500年後の26世紀アメリカだった!
その500年の間に、知能の高い人は子供を作らない一方で、知能の低い人ががんがん子作りをし子孫を残しまくった結果、人類の知能はとんでもないレベルまで低下、つまりバカになっていた!
その世界ではジョージが相対的に世界一の天才ということになってしまって…というお話。


よくこのレベルで人類存続できたなとか、他の国はどうなってんのとかつっこみ所は沢山あるけど、もしかして将来的にありうるかも…?と思うと笑うに笑えない絶妙さや、巨大企業が国を侵食するというアメリカ的な社会風刺もあって面白かった。
(劇中ではゲータレードを売っている会社が、栄養に関する情報を全部書き換えてしまったあげく、植物にもゲータレードを与えるといい!と農作物に水の代わりにゲータレードを撒きまくって全然植物が育たない!ってなってた)


あと、同時にコールドスリープしていたリタという女性が北陽のあぶちゃんにやや似。